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希望の結婚式を叶えよう。結婚式を種類別でご紹介

結婚を家族や友人に祝ってもらう結婚式は、人生の一大イベントのひとつです。
伝統的な日本のスタイルや海外の様式を取り入れたスタイルまで、さまざまな結婚式が執り行われています。

今回は知っておきたい結婚式のスタイルを、種類別に紹介します。式場選びや衣装選びにも関わってきますので、ぜひチェックしてみてください。

結婚式の種類

結婚式の種類

どのスタイルの結婚式を選ぶかは、新郎新婦の好みや両家の意向、住んでいる場所や宗教的なものなどを考慮するのが一般的です。
日本でポピュラーなキリスト式・神前式・人前式について、それぞれ解説します。

キリスト式

キリスト式は現在日本で52.2%のカップルが選んでいる結婚式のスタイルです。どちらかといえば教会よりも、ホテルや式場のチャペルで行うカップルのほうが多いでしょう。

なお、キリスト教式はキリスト教の教えに従って行われるものですが、必ずしもキリスト教徒でなければならないという制限はありません。

司会を務めるのは牧師です。外国人牧師が英語で執り行うケースもありますが、ほとんどの場合は日本語が話せる外国人牧師、もしくは日本人牧師です。

聖書の引用や、聖歌隊による歌の演出など、キリスト式でしか味わえない神聖な雰囲気の結婚式になるでしょう。退場時はフラワーシャワーが一般的で、華やかな雰囲気が人気です。

またキリスト式では、親族だけでなく友人や職場の同僚なども挙式から参加が可能です。神に結婚の誓いをする姿を多くの人にお祝いしてもらえるのはキリスト式のメリットといえるでしょう。

キリスト式はホテルや結婚式場など多くの挙式場で採用されているため、会場の選択肢が広いのも特徴です。

<服装>

キリスト式での新郎新婦の服装は、ウェディングドレスとタキシードです。ウェディングドレスの人気も、日本で52.2%のカップルがキリスト式を選んでいる理由と関係しているでしょう。

ベールダウンやベールアップはキリスト式でも大切なイベントのひとつといえます。フルレングスのドレスに、ドレスとベールが必須です。

ベールの種類に決まりがある場合があるため、とくに教会で挙式する際は事前に確認しておきましょう。

基本的にはゲストに背中を見せている状態が続きますので、バックスタイルを意識したウェディングドレスを選ぶのがおすすめです。

<流れ>

キリスト式ではまずゲストが入場し、祭壇に向かって右側に新郎側のゲスト、左側に新婦側のゲストが着席します。列の前から両親・兄弟・親族が着席し、友人や知人のゲストはその後ろにランダムに着席するのが一般的です。

以下に、キリスト式の結婚式の一般的な流れを紹介します。

①新郎新婦入場

挙式の時間になると牧師が結婚式の開式を告げ、新郎から入場します。その後、新婦が父親と入場し、新郎に新婦の手を預けて、新郎新婦が祭壇前に並びます。

②賛美歌斉唱

ゲストが起立した状態で、賛美歌を斉唱します。

演奏のみか、省略されることも珍しくありません。聖歌隊による斉唱が行われることもあります。

③聖書朗読

牧師が聖書の中からふたりの結婚にふさわしい教えを朗読し、神に祈りを捧げてくれます。

④誓約

牧師が新郎新婦に問いかけ、結婚の誓いをする場面です。

⑤指輪の交換

結婚指輪の交換をする場面です。結婚を誓った証しとして、新郎、新婦の順番で指輪を交換します。

⑥ベールアップと誓いのキス

新郎が新婦のベールアップをして、誓いのキスをします。

⑦結婚の成立

牧師によって結婚の成立が宣言されます。

⑧結婚証明書へのサイン

新郎新婦とそれぞれが選んだ証人、もしくは牧師が結婚証明書にサインを行います。

⑨閉式

牧師によって再び結婚成立の報告と、閉式が宣言されます。

⑩退場

新郎新婦が退場します。フラワーシャワーやライスシャワーの演出がポピュラーです。

🏮神前式🏮

神道の教えに基づいて行われる日本の伝統的な結婚式のスタイルが、神前式です。日本の伝統を大切にしたいと考えるカップルが増えたことで、人気の高まりと見せています。

神前式は神社、ホテルや結婚式会場に併設された神前式用の空間で執り行われます。厳粛で神聖な雰囲気が特徴的です。

神社の場合はその神社の神職が司会を務めます。神社以外の場所でも、神職が出張するケースが一般的です。

神前式は伝統的なスタイルですが、キリスト教に比べると決まりごとが少なく、希望を生かしやすいスタイルといえます。

ただし、神前式はスペースの問題で参列者が限られてしまうケースがほとんどです。とくに神社で行う際には、親族のみが参加し、披露宴からゲストを招待するケースが多いでしょう。

<服装>

神前式の服装は新郎新婦ともに和装です。新郎は必ず五つ紋付羽織袴を着用します。色は黒が定番ですが、最近はさまざまなカラーのものも出ているため、新婦の衣装と合わせて色味を選ぶのもよいでしょう。

新婦にはいくつかの選択肢があります。

定番の和装は白無垢です。打掛・掛下・帯・草履やヘッドアクセサリーなどすべてを白で統一し、花嫁衣装の中では最高格の衣装となっています。

白無垢をスタイリッシュにアレンジした衣装もあり、ワンポイントで色味を足すなどのスタイルも人気です。ヘアスタイルは角隠しや日本髪が定番でしたが、最近では洋髪にしてヘッドアクセサリーをつける人も増えています。

白無垢の打掛を華やかな色打掛に変えるスタイルも人気です。

伝統的には挙式で白無垢、披露宴で色打掛が定番だったのですが、最近は挙式時から色打掛を選ぶ人も少なくありません。

色打掛はさまざまなカラーのものがあり、柄自体も豊富です。日本の伝統的な美しさを大切にしながらも、ウェディングドレスにはない華やかさを演出することができるでしょう。

もうひとつは江戸時代の婚礼衣装であった引振袖です。

白無垢や色打掛の場合、後ろ姿で帯を見せることができないのですが、引振袖の場合はバックスタイルがとても美しく華やかになります。神前式で引振袖を着用する場合は、黒引振袖に角隠しが定番です。

<流れ>

それでは神前式の流れを紹介していきましょう。

①参進の儀

神職・巫女が先導し、新郎新婦とゲスト全員が会場となる神社の本殿に向かいます。花嫁行列ともいわれる伝統的な儀式です。居合わせた人たちも祝福してくれるでしょう。

ホテルや結婚式会場で行う際には、簡略化されることもあります。

②入場

本殿・会場への入場です。最初が新郎新婦で、その後両親・兄弟・親族と順番で入場します。友人・知人が参列する場合は最後です。

着席は神前に向かって、右が新郎側、左が新婦側です。

③修祓の儀

新郎新婦とゲスト全員が頭を下げ、神職によって心身を清めるお祓いをしてもらいます。

④祝詞奏上

神職によって神様に祝詞を読み上げられ、ふたりの結婚を報告し、末長い幸せを祈願します。

⑤三献の儀

夫婦の契約をする場面です。三三九度とも呼ばれますが、新郎新婦が3つの異なる大きさの盃を使ってお神酒を飲み交わします。

⑥誓詞奏上

新郎新婦が神前で誓詞を読み上げます。誓詞とは誓いの言葉のことです。

⑦玉串奉奠(ほうてん)

玉串と呼ばれる榊の小枝に白い紙をつけたものを、神様に捧げます。所作は神社によって違う場合もあります。

⑧指輪の交換

伝統的な神前式にはないのですが、近年は新郎新婦の希望で指輪の交換が取り入れられることが多いようです。

⑨神楽奉納

巫女によって舞が奉納されます。結婚の祝福と両家の末永い幸せと繁盛を祈願するものです。

⑩親族杯の儀

結婚による両家の絆ができたことを祝い、両家の親族がお神酒を3口で飲みます。

⑪斎主挨拶

神職が神様に式の終了を伝えます。このとき新郎新婦とゲストもともに拝礼します。

⑫退下

神職・巫女の先導で新郎新婦・ゲストが退場します。

📖人前式📖

神に誓いを立てるのではなく、参加してくれたゲストに結婚の誓いを立てるのが人前式です。

司会か親族友人が立会人代表となり、和やかな雰囲気で進んでいきます。宗教色がないため決められた儀式がなく、オリジナリティあふれる挙式が可能です。

自由度が高く、式自体にゲストの参加場面が多いことから、近年人気が高まってきています。

<服装>

人前式はホテルや結婚式場のチャペルで行われるのが一般的で、服装は和装でも洋装でもOKです。フルレングスのドレスが基本のキリスト式と異なり、ミディアム丈やミニ丈のドレスを選ぶこともできます。

ドレスの場合は白が定番ですが、カラードレスやカジュアルダウンした服装を選ぶ方もいます。

独自のテーマを決めた結婚式など、服装にも個性を出したいときには、人前式がベストでしょう。

<流れ>

人前式のおおまかな流れを紹介します。ただし、人前式の内容は新郎新婦が自由に決めることができるため、内容はこの限りではありません。

まず親族を含めたゲストが会場に入場します。ゲストが関わるユニークな演出については、このときに司会から説明されます。

①入場

司会の言葉とともに、新郎新婦が入場します。新郎が先に入場し、新婦が父親と入場することもありますが、新郎新婦が腕を組んで入場することも多いです。

②開式

司会の言葉により開式が告げられます。この際にゲスト全員が結婚の証人であることも宣言されます。

③誓いの言葉の拝読

誓いの言葉を新郎新婦が読み上げます。決まった形式的はなく、新郎新婦が2人で考えた誓いの言葉です。

④指輪の交換

結婚を誓った証として指輪を交換します。

④結婚証明書にサイン

新郎新婦とそれぞれの友人代表が結婚証明書にサインします。

⑤結婚の成立

司会による結婚が成立したことの宣言です。新郎新婦がサインした証明書を2人で持ち、ゲストに見せます。誓いのキスをこのときに行うこともあります。

⑥閉会

司会が閉会を宣言します。

⑦退場

新郎新婦が退場します。フラワーシャワーやライスシャワー、バブルシャワーやバルーンリリースなど、華やかな演出が行われることが多いようです。

結婚式場の選び方

結婚式場を選ぶときは、まずどのスタイルの式を行うべきかを決めましょう。

結婚式のスタイルによって、教会や神社などふさわしい式場が異なります。教会や神社は、独自のルールがある場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

ホテルや結婚式会場を利用する場合は、キリスト式・神前式・人前式のどれでも対応可能なことが多いようです。

なお人前式の場合は、ホテルや結婚式会場を使用せず、新郎新婦にゆかりのある場所やレストラン、ビーチやログハウスで行う人もいます。理想の結婚式があれば、プランナーに相談してみましょう。

イメージを膨らませて結婚式のスタイルを選ぼう

理想の結婚式のスタイルはカップルによってそれぞれ違います。たとえば両親の意向を叶えてあげたいというカップルもいるでしょう。

まずは2人でしっかり話し合い、理想の結婚式をイメージするところから始めてください。

着用したい服装や、雰囲気などを考えていくと、どのスタイルの結婚式がふさわしいのか決めやすくなります。