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忘れちゃいけない入籍後の名義変更!忘れがちなポイント紹介

入籍して姓が変わった人は、さまざまな名義変更の手続きを行う必要があります。

入籍後に名義変更をせずに旧姓のままにしておくと「早く名義変更しておけばよかった」と思うことがあるかもしれません。

今回は入籍後、必要になる名義変更手続きの中でも、重要なものをピックアップして、どういう形で手続きをすればいいかを詳しくご説明します。

 

新姓の印鑑を用意しておこう

名義変更手続きは基本的に、入籍後にしかできないものばかりです。ですが、新姓の印鑑は入籍前から用意しておくことが可能です。

入籍後の名義変更手続きにおいては、当然のことながら新姓の印鑑が必要になる機会が数多くあります。

認印・銀行印・実印の3種類を用意しておくとスムーズ

入籍前に認印・銀行印・実印の3種類を作っておくと、その後の手続きをスムーズに進めやすいのでおすすめです。

認印は役所での書類をはじめとした各種申請書類に、銀行印は銀行口座に、実印は不動産取引や、ローンなどの融資取引に使います。

実印は作っておくと便利

実印については「入籍後にすぐ家を買う予定やローンを組む予定はないから当面は必要ない」と考えて、作らない人も少なくありません。

しかし、後々のことを考えて先に実印を作り、印鑑登録も済ませておきましょう。

いざ実印や印鑑証明書が必要になった時にあわてる必要もなくなりますので、できれば実印もこの機会に作っておきましょう。

名義変更手続きが必要な9つのこと

入籍後に名義変更が必要なもの

役所に婚姻届と転入届を提出すれば、新しい住所氏名での住民票の写しが手に入るようになります。

住民票の写しは、今後の各種名義変更手続きで必要になることがありますので、さっそく何通か発行してもらいましょう。

そして住民票の写しが手に入ったら、いよいよ本格的に各種名義変更の手続き開始です。

入籍後に名義変更手続きが必要になる代表的なものについて、その手続き法などをご説明します。

1.マイナンバーカード

マイナンバーカードを取得している人は、婚姻届・転入届を出して新しい住民票写しが手に入る状態になったら、役所でマイナンバーカードの氏名変更手続きもついでに済ませておくといいでしょう。

通知カードについては、令和2年5月25日以降は、氏名や住所の変更の手続きは不要になりました。

通知カードしか持っていないという人は、この機会にマイナンバーカードの申請を済ませておくことをおすすめします。

プライバシーの観点などからマイナンバーカードの取得に心理的な抵抗感があるという人も少なくありません。

ですが、将来的には国民全員がマイナンバーカードの取得がほぼ義務化される可能性は高いと考えられます。

マイナンバーカードをいずれは作らなければいけなくなるのであれば、今ついでに作っておくという考え方もあるということです。

2.運転免許証

入籍後の名義変更手続きで最優先したいもののひとつとして挙げられるのが、数ある身分証明書の中でも特に高い利便性を持つ運転免許証です。

できるだけ早急に、運転免許センターや警察署の交通課で名義変更の手続きをしましょう。

手続きのためには、現在使用している運転免許証および住民票の写しを持っていくことが必要です。

3.国民健康保険証

会社勤めの人なら、健康保険証の名義変更手続きは勤務先を通じて行うことができます。

国民健康保険加入者は国民健康保険証の名義変更をしておく必要があります。

住民票の写しが入手できたら、その日のうちに役所で変更手続きを済ませておくといいでしょう。

手続きのためには、これまで使っていた国民健康保険被保険者証や新姓の印鑑が必要になります。

4.国民年金

国民年金加入者は国民年金の名義変更もしておく必要があります。

こちらも住民票の写しがあればその日のうちに役所で変更手続きを済ませることができます。

手続きのためには年金手帳と新姓の印鑑が必要です。

5.銀行口座

給与の受け取りや引き落としなどがある銀行口座の名義変更手続きは、できるだけ早急にやっておくべきです。

名義変更の手続きには、

*通帳
*キャッシュカード
*旧姓および新姓の印鑑
*本人確認書類(運転免許証など、旧姓と新姓が一度に確認できるもの)
を持参して銀行窓口で手続きを済ませましょう。

ネット銀行の場合は郵送などで手続きする形となりますので、名義変更したいという旨を伝えて必要書類を送ってもらいましょう。

6.クレジットカード

クレジットカードの名義変更は、郵送、またはインターネット上で行います。
郵送を希望する場合は、クレジットカード会社に連絡をして名義変更のために必要な書類を送付してもらいましょう。

クレジットカード会社の連絡先はクレジットカードの裏面に書かれているケースが多いので、そこに書かれている電話番号にかけてみるのが簡単でおすすめです。

名義変更手続きの書類返送の際には、運転免許証など本人確認書類のコピーが必要になります。

運転免許証の名義変更手続きが終わってから、すみやかにクレジットカード会社に問い合わせましょう。

7.パスポート

パスポートを所有している人は、そのパスポートの名義変更手続きも忘れずにやっておきましょう。

パスポートに関する手続きができる窓口は都道府県によって異なりますので「◯◯県 旅券 窓口」などのキーワードで検索するか、住民票に記載された都道府県のホームページから旅券に関するページに行って担当窓口を事前に調べておくことをおすすめします。

なお、名義変更の手続きには、

*パスポート
*戸籍抄本(謄本でも可能)
*パスポート用の顔写真
*手数料(6,000円)

などが必要になります。

名義変更が完了するまでには、約2週間ほどかかると思っていた方がよいでしょう。

入籍後にパスポートを使う予定を立てている人は、早めに手続きを済ませておきましょう。

8.保険

入籍後は、入っている生命保険や損害保険の名義変更手続きをしておくことも必要です。

さらに生命保険の場合は、結婚を機に保険金の受取人を配偶者に変更する手続きをとることも多いので、各保険会社に名義変更と保険金受取人変更の手続きをしたいという旨を連絡しましょう。

手続きにあたっては、運転免許証などの本人確認書類および住民票の写し、届出印などを用意しておくのがおすすめです。

9.携帯電話・スマホ

携帯電話やスマホの名義の変更手続きも、忘れず行いましょう。

携帯電話やスマホ会社の窓口が近くにある場合は、そこで手続きをするのがスムーズでおすすめです。

もし、近くに窓口がない場合はインターネットや電話で変更手続きを進めていく形になります。

まずは携帯電話・スマホ会社に名義変更についての問い合わせをしましょう。

こちらも保険などと同様に、手続きにあたって運転免許証などの本人確認書類および住民票の写しなどを用意しておくのがおすすめです。

10.その他に名義変更手続きが必要なもの

ここまで、入籍後に名義変更手続きが必要なおもなものを挙げてきましたが、これ以外にも、

*車を所有している場合は車の名義変更
*ネット通販や各種サービスなどで会員登録をしている場合はそれらの名義変更
*国家資格など名義変更手続きが必要なケースの手続き

などが必要になってきます。

これらについても漏れがないよう注意して名義変更手続きを進めていきましょう。

運転免許証の名義変更は優先しよう

ここまでご説明してきたように、名義変更手続きをしなければいけないものは数多くあります。

新しい住民票の写しが手に入れば、同じ役所内でマイナンバーカードや国民健康保険・国民年金などの名義変更手続きも出来るようになるので便利です。

そして、そうした役所でできるもの以外の名義変更として、新しい住民票が手に入ったら特に優先して手続きを急ぎたいものとして挙げられるのが運転免許証です。

運転免許証は本人確認書類として特に重視される存在です。

1枚の運転免許証で、旧姓と新姓が同時に確認できるというメリットもありますので、この運転免許証の名義変更ができているかいないかで、銀行口座やクレジットカードをはじめとした各種名義変更手続きがスムーズにいくかどうかも違ってくるのです。

運転免許証の名義変更は、警察署なら1~2時間程度で済ませることが可能です。

役所でできる各種名義変更を済ませたその足で警察署に行き、運転免許証の名義変更手続きもその日のうちに済ませる、という流れにするのがおすすめです。

旧姓で登録・利用しているものが多ければ多いほど名義変更手続きが必要なものも多くなります。

まずは、役所で手続きできるものや運転免許証などの名義変更をできるだけ早急に済ませましょう。

あとは漏れのないようしっかりチェックしながらひとつひとつ名義変更手続きをこなしていきましょう。

印鑑は入籍前に用意!入籍後はまず役所での手続きをすみやかに

入籍後の各種名義変更手続きをできるだけスムーズに済ませるためには、まずは新姓の印鑑を入籍前に作っておくのがおすすめです。

入籍後、新しい住民票の写しが出せるようになったら、その場で役所関連の手続きを済ませます。

時間があれば、そのまま警察署に行って運転免許証の名義変更手続きまで行いましょう。

運転免許証の名義変更手続きが終われば、その他の名義変更手続きに必要な本人確認書類が手元にある状態となりますので、スムーズにそれぞれの手続きを進めやすくなります。